こんにちは、Kotaです。
- プロ動画クリエイター歴10年。
- 大手有名企業のPR動画や結婚式などの動画制作実績多数あり。
- ディレクション・マネジメントから撮影・編集までの制作を自分自身で行う。
- 動画で価値を伝えられる人になるための、『動画を簡単に高クオリティで作る方法講座』などを開催している。
この記事では、下記の疑問にお答えします。
動画を自分で作れるようになることで、さまざまな人へアピールすることができるようになり、注目を集めやすくなります。
また、動画を作って配信するという選択肢が増えるため、日々の投稿に悩むことも少なくなるでしょう。
この記事は、「スマホだけで作れる、プロが教える動画の簡単な作り方」シリーズの第1回目です。
シリーズは第1回から第3回まであり、シリーズをひととおり読み終えるとスマホで動画を作れるようになりますので、ぜひ読んでみてください。
今回は、スマホだけで簡単にクオリティの高い動画を作れる方法を解説していきます。
多くの方が持っている「動画制作は難しいのでは?」というイメージの改善を図り、動画制作のマインドにも触れていきたいと思います。
まずは、動画が簡単に作れる理由を解説します。
簡単にスマホで動画が作れる3つの理由
理由1:作り方を知らないだけで、作り方を知ったら誰でも簡単に作れる
今のあなたは、動画の作り方を知らないので、さまざまな不安や疑問を抱えていると思います。
現代のSNS社会において、動画や写真の投稿による影響の大きさは漠然と感じていると思います。
それに伴い、なにから手をつけていいのか、どんな投稿をすればいいのか分からず焦りも感じていると思います。
しかし、第1回から第3回までの記事を読んでもらえれば、基本的な動画の作り方や撮影方法、おすすめの投稿などを知ることができ、動画の作り方のすべてを公開しているので、すぐに制作することができるようになります 。
まずは、敷居が高そうという固定概念を払拭してしまいましょう。
理由2:スマホは最強の動画制作ツール
今あなたが持っているスマホは、時代の進歩により、動画制作に必要な機能が十分以上に備わっています。
難しいカメラや機材、編集ソフトを新たに購入する必要はありません。
こちらの動画をご覧ください。
この動画は、撮影・編集ともにスマホだけで制作しており、日々投稿する動画としては十分なクオリティかと思います。
1日の中で、動画や写真の撮影、編集をする時間を作ることは難しく感じるかもしれません。
しかし、この動画の制作時間は撮影編集を合わせて30分程度。
慣れは必要になってきますが、逆に慣れてしまえばスマホだけで、しかもその程度の制作時間で動画制作が可能です。
理由3:センスは必要なし!参考動画を真似するだけで制作に慣れていけばOK
「センスがないと、動画は作れないのでは?」と思っている方が多いと思います。
結論から言うと、センスがなくても、参考動画を真似をするだけで動画が作れるようになります。
動画を作るうえで最も大切なことは、『真似をすること』です。
プロでも、誰かの動画を参考にして真似をしています。
まず最初は、あなたが良いと思った動画を真似することで、動画制作に慣れていきましょう。
そうすることで、あなた自身の動画制作の手札・手法が増えていき、それらを組み合わせることであなたのオリジナルの動画が作り出せるようになります。
スマホで動画を作るメリット
次に、スマホで作る動画のメリットを紹介します。
メリット1:最強のコストパフォーマンスを誇るスマホ
- 高価なカメラやレンズ、パソコンなど、機材を揃える必要がないのでコストがかからない。
- 最低限スマホ本体だけで撮影も編集もできるので、周辺機材も最初は不要。
- プロの視点で見ても、現代のスマホの性能はビデオカメラや一眼レフカメラなどよりも、優れている部分が非常に多く、表現の幅はそれらを超えていると言っても過言ではない。
メリット2:データ共有が簡単
スマホだと、複数人で撮影したデータを簡単に共有できるツールが豊富にあります。
(iCloud・Airdrop・File by Google ・Googleドライブ・Dropbox・LINEなど)
データ共有ができるツールはたくさんありますが、その中でも私がおすすめするツールは下記です。
おすすめのツール
iPhoneの場合:Airdrop
Androidの場合:File by Google
【おすすめのポイント】
- 近くにいる人同士でのファイル共有機能がある
- ファイル転送速度が速い
- 通信量を消費することなく、ネット環境がなくとも簡単に共有できる
- パソコンなどを経由することもないので手間も少ない
メリット3:データのバックアップが簡単・ほとんどの編集アプリで自動保存機能がついている
せっかく撮影したデータが何かの拍子に消えてしまう、といったことも珍しいことではありません。
スマホの場合『iCloud』や『Google One』『Dropbox』などで、撮影したその場からバックアップを始められます。
またほとんどの編集アプリに自動保存機能がついているため、保存忘れで編集したデータがなくなってしまうなどのミスがなくなります。
スマホで動画を作るデメリット
ここまでスマホで動画を作るメリットを解説しましたが、デメリットにも触れておきましょう。
デメリット1:パソコン編集に比べて細かな編集がしにくい
小さな画面で編集するため、単純に見づらいという問題があります。
また、マウスやキーボードがあるわけではないため操作性も良くはありません。
ほんの少し長さを変えたい場合や位置を調整したい場合などの細かい作業は、正直やりにくいと感じます。
デメリット2:パソコン編集に比べて制作した動画の画質が悪くなる場合がある
スマホの編集アプリは、簡易的な処理を行うため、パソコンでの編集に比べて画質が落ちる場合があります。
とはいえ、SNSやYoutubeに投稿する分にはさほど影響はない部分ではあるためそこまで気にする必要はありませんが、画質にこだわりたい方には許容できないデメリットになる場合があります。
YoutubeやSNSに動画や写真をアップロードする際、自動的にエンコードという作業が行われます。
それぞれの環境に合わせて動画を書き換え、適切に表示できるようにするための処理なのですが、この作業の影響でそもそもの画質が落ちてしまう場合がほとんどです。
あなたが望む環境によって、スマホがいいのか、パソコンがいいのかは意見が分かれるかと思いますが、まずはスマホで気軽に動画制作に触れてみるのがいいと思います。
動画を作ってみよう!まずココからはじめよう
短い動画を作ってみよう
最初は、15秒~30秒程度の動画を作ってみることをおすすめします。
初心者の方は、いきなり長い動画を作ろうとしてしまう傾向がありますが、そうすると時間も手間もかかってしまい、完成に至る前に挫折してしまう方を多く見てきました。
また、現代のSNS文化では短い動画の方が効果的です。
作った動画を使って、なにを視聴者に伝えたいのかにもよりますが、現代の環境に合わせた動画の形にすることは、視聴者のニーズに合わせることとなり、内容の濃い長い動画よりも広くリーチすることができます。
まずは、短い動画で興味を持ってもらい、あなたのファンを作っていきましょう。
まとめ
ここまで読んでいただいた方は、「自分にも動画が作れるかも?」と思い始めたのではないでしょうか。
動画の基本を学ぶということ自体が、敷居が高いと感じる方がほとんどでしょう。
でも、真似をするだけで、自然と基本も一緒に身についていくので大丈夫です。
年々、スマホのカメラや性能は向上しています。
高価なカメラやパソコン、機材を揃えなくても、クオリティの高い動画を作ることができる環境は、あなたの手元に揃っています。
そして、動画を作るための基本や知識は、あなたが積み重ねていくことで、あなただけのスキルになります。
実は簡単なのに、「作り方が分からない」というだけで、スマホの性能を活かすことができない人が多い中、あなたが動画制作の一歩先、二歩先を進んでみましょう。
次の記事では、参考動画を元にあなたがすぐに真似して作れるよう、解説をしていきますのでぜひご覧ください。