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動画の構成の作り方【前編】これだけ決めておけばOK!な【動画の設計図】

こんにちは、Kotaです。

  • プロ動画クリエイター歴10年。
  • 大手有名企業のPR動画や結婚式などの動画制作実績多数あり。
  • ディレクション・マネジメントから撮影・編集までの制作を自分自身で行う。
  • 動画で価値を伝えられる人になるための、『動画を簡単に高クオリティで作る方法講座』などを開催している。

今回の「動画の構成の作り方」は、前編・後編に分かれて、下記の疑問にお答えしていきます。

動画を作るとき、まず何からやればいいのか分からない

動画の長さはどれくらいにすればいい?

構成はどんなふうに考えて、どうやって作ればいいのか分からない

どんなシーンを撮影すればいいんだろう?
撮影するシーンはどうやって考えているの?

【前編】では、上記疑問の1つ目・2つ目を中心に、動画を作るときにまず行うと良い準備作業「これだけ決めればOK!な【動画の設計図】」をご紹介していきたいと思います。

動画の設計図を作っているかどうかで、動画の内容やクオリティが決まってしまうぐらい、非常に重要なプロセスです。

日々の投稿やYoutubeチャンネル、企業PRなどさまざまな場面で使えるため、どんな方にも参考になる内容となっています。

ご紹介する内容は、私が仕事として動画制作を受注した際にも使っている方法となっていますので、ぜひ参考にしてください。

後編】では、前編の内容をさらに深掘りして、実際に撮影の構成を決める方法を解説していきたいと思いますので、あわせてそちらもぜひご覧ください。

 

これだけ決めればOK!【動画の設計図】

まずはじめに、動画を作り始める前に動画の設計図を作ります。

機械や建物を作る際も、構造や形状、寸法などを記した設計図を作りますよね。

動画も同じで、どういう理由でその動画を作るのかや動画の尺(長さ)、雰囲気、撮影に必要な機材など、作る動画のことをまとめたものを【動画の設計図】と私は呼んでいます。

動画を作り始める前に、動画の設計図を作っているかどうかで、動画の内容やクオリティが決まってしまうぐらい、非常に重要なプロセスになります。

慣れないうちは、紙やスマホのメモなどに記入していくことで、目的に沿った中身のある動画が作れるようになります。

またコンテ(撮影台本)のような役目もありますので、制作する際に迷うこともなくなり、パフォーマンスが向上します。

今回は、最低限「これだけ決めておけばOK!」な動画の設計図をご紹介&解説していきたいと思います。

まず「これだけ決めておけばOK!」な動画の設計図は、下記になります。

  • 設計図項目1:動画の『目的』の設定
  • 設計図項目2:『公開先』の設定
  • 設計図項目3:動画の『尺(長さ)』の設定
  • 設計図項目4:動画の『雰囲気』の設定
  • 設計図項目5:機材の設定

上記の5つの項目を埋めていくだけで、動画の設計図が作れます。

それでは、各項目について詳しく解説していきます。

設計図項目1:動画の『目的』の設定

まずはじめに、動画を作る目的を明確にしましょう。

  • SNSに投稿して注目させたい
  • 記録として残しておきたい
  • 会社のPRをしたい
  • Youtubeを始めたい
  • 視聴者にこんなイメージを持ってもらいたい

上記のような目的など、今この記事を読んでいるあなたには、動画を作って成し遂げたい目的があるはずです。

これから作ろうとしている動画は、何を目的に作るのかというのをはっきりさせることで、何を撮影するのか、何が必要なのか、どれくらいの長さがいいのかなどの必要な情報が整理しやすくなり、目的に沿った動画を作ることができます。

そして、動画の目的を決めるうえで最も重要なことがあります。

『1つの動画に対して、欲張りすぎないこと』です。

1つの動画に対して目的が複数あると、中途半端で伝えたいことが伝わらない、ちぐはぐな動画になってしまいます。

作る動画に対して目的は1つまたは、サブ的に2つに抑え、もしその他にも伝えたいことや目的があるのであれば複数の動画を作るようにしましょう。

そうすることで、目的のはっきりした伝わりやすい動画が作れるうえに、投稿数を増やすことができます。

目的を絞ることは、メリットしかないので必ず最初に設定するようにしましょう。

設計図項目2:『公開先』の設定

動画の目的が決まったところで、次に公開先を決めていきます。

基本的には、今あなたがアカウントを持っているSNSへの投稿がメインとなるはずですが、もしさらに注目を集めやすいサービスがあるのであれば新しくアカウントを作ってみることをおすすめします。

またそれぞれのサービスごとに動画の長さの制限や音楽著作権の違い(Instagramリールなど)がありますので動画の長さを決める基準にもなります。

音楽著作権や違いについて「簡単&重要】音楽の著作権と動画に合うBGMを選ぶ3つのコツ」でご紹介していますので、そちらも是非ご覧ください。

どのような内容がどのサービスに向いているのかは、Google検索で「SNS 特徴」などで検索してもらうと、詳しく解説している記事がたくさんでてきますので、ここでは主なSNSや動画サービスのうち、どういった場合にどのサービスがおすすめかを簡単にご紹介したいと思います。

個人の趣味や日々の投稿を主にする場合は、広めやすいサービスがおすすめ:Instagram・Twitter・Tiktok
個人ビジネス・企業・団体など主に商用目的のアカウントは、関わりを持ちやすいサービスがおすすめ:Twitter・Youtube・Tiktok・LINE
動画自体で収益を目指す場合は、上記の中間または両取りできるサービスがおすすめ:Youtube・Twitter

あなたが動画に設定した目的次第で、効果的なサービスが変わってきますので、もしこれから新しくアカウントを作る場合は参考にしてみてください。

設計図項目3:動画の『尺(長さ)』の設定

つづいて、ここまでの内容で何度も登場していた、動画の尺(長さ)を決めます。

動画の長さを決める基準は、基本的に下記の優先順位の高い順で決めています。

  • 優先順位『高』:動画内容
  • 優先順位『中』:投稿先サービスの尺制限
  • 優先順位『低』:BGMの長さ

優先順位『高』:動画内容

優先順位の高い順とはいえど、基本的には動画の内容次第で尺が左右されることが多いです。

動画の内容が複雑な場合や内容が濃いものに関しては、必然的に動画の尺も長くなりがちです。

逆にSNSやTikTokでは、短い動画でいかに上手く魅せるかが大切になってきます。

上手く魅せる方法に関しては撮影・編集が共に大切です。

下記の解説記事を参考にしてみてください。

注意点ですが、基本的にYoutubeやInstagramなどの動画視聴時間は尺が長くなればなるほど少なくなっていきます。

最後まで視聴してもらうためには、最初の30秒が大切です。

つまり全体としては、長い動画であっても、短い尺でいかに視聴者が見続けてくれるかを工夫する必要があります。

また、いきなり長い動画を作ろうとしてしまうと、作業も多く、時間がかかるため続かなくなってしまいます。

動画制作を始めたばかりのころは、なるべく短い尺で作れるような内容で構成を考えるのがおすすめです。

優先順位『中』:投稿先サービスの尺制限

あなたが今利用しているサービスによっては、投稿できる動画の尺制限が設けられている場合があります。

参考までに、代表的なサービスの投稿できる動画の長さを記載しておきます(2022.10.10現在)。

日々サービス側もさまざまなアップデートを行っており、投稿できる動画の尺や条件も変化していますので、時折確認することをおすすめします。

Instagram

フィード投稿:3~60秒(60秒を越える場合自動的にリールになる)
ストーリーズ:最長15秒
リール:最長15分
Instagram動画(旧IGTV):60分(15分以上の場合はPCからのみアップロード可)

Twitter

タイムライン:最長140秒(2分20秒)

Youtube

通常投稿:最長12時間
ショート動画:最長60秒

TikTok

投稿:最長10分

現在の環境では、短い動画が注目されやすく、再生されやすい傾向にありますので、You Tubeの収益目的でなければ、各サービスの制限と併せて、15秒~60秒程度で動画を作ることをおすすめします。

優先順位『低』:BGMの長さ

続いての基準は、BGM自体の長さに合わせる場合です。

撮影前からBGMが決まっており、BGMに合わせた動画を作る場合はBGMの長さに合わせて編集しましょう。

また、BGMが短い場合は撮影数は少なめに、長い場合は多めにと、事前にBGMが決まっているのであれば効率よく撮影を行えます。

他にもBGMが決まっていて合わせる場合、下記のようなメリットもあります。

【BGMに合わせるメリット】

  • 尺が決まっているので撮影や編集がしやすい
  • フェードなどでBGMを終わらせる必要がないためキレイな終わりで〆ることができる
  • そもそもBGMを決めやすい(絞り込みやすい)

設計図項目4:動画の『雰囲気』の設定

次に、動画全体の『雰囲気』を決めます。

明るい動画や真面目な動画、コミカルな動画にホラー動画など、あなたが作る動画を見た視聴者がどのような印象を持つかをあらかじめ想定し、目的に沿った感情を抱いてもらえるように設定します。

定めた『雰囲気』によって、どのようなBGMにするか、どのようなシーンを撮影するか、カットの切り替え速度や回数など、さまざまな要素の基準となるため、制作前にあらかじめ決めておきましょう。

また『雰囲気』が決まっていれば、相反するような撮影・編集をしないようにできるので、方向性がブレにくく、統一感のある動画になります。

例えば、明るい動画を作るのであれば、動きのあるシーンや笑顔のシーン、テンポのいいBGMなどを使いましょう。

逆に落ち着いた動画を作りたいのに、上記のようなシーンやBGMを設定してしまうと、伝えたい内容とちぐはぐな動画ができあがってしまうので注意しましょう。

設計図項目5:機材の設定

最後に、使う機材の事前準備を行いましょう。

self movieでは、基本的にスマホだけで撮影・編集が完結できる内容を投稿しています。

しかし、作りたい動画によってはスマホだけではなく、三脚やジンバル、マイクやバッテリーなど、スマホ本体だけでは撮影しにくいだったり、できないようなシーンを撮影する機会があるかもしれません。

その場合は、事前に何が必要なのか、あらかじめ想定し揃えておかなければなりません。

私個人の考えとしては、スマホだけで十分さまざまなシーン・シチュエーションが撮影できると思っていますが、「なくてもいいけどあったら便利」「これがないとこのシーンは撮影できない」「この機材があれば楽」「これがあればさらに高クオリティ」など、プロのクリエイターとして、あるといい機材があるのも事実です。

とはいえ、まずはスマホだけで撮影に慣れることが必要で、ある程度慣れてくると、「こんなシーンが撮影したい。」「もっとクオリティを上げたい。」「見やすい動画を作りたい。」と考える方も出てくるので、そこで初めて機材購入を検討するタイミングが訪れることになります。

動画制作を始める瞬間から、あれもこれもと揃えることはせずに、徐々に本当に必要なものだけを揃えるようにすることで、無駄な機材を買うこともなく、自分に合った機材を揃えることができます。

 まとめ

ここまでが【前編】となりますが、いかがだったでしょうか?

動画の設計図と称してご紹介してきましたが、動画制作はしっかり前準備しておけば、その後の撮影・編集・公開までがスムーズに進みます。

また、目的に沿った内容で制作できるようになりますので、時短やコスト削減にも繋がります。

この記事の内容は、日々の投稿やYoutubeチャンネル、企業PRなど様々な場面で使える内容となっていますので、準備の段階で思い出してから制作に臨んでもらえればと思います。

【後編】では、について解説しようと思っています。

そちらもぜひご覧ください。

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